「せっかちって短所じゃないの?」そう思われる方が多いかもしれません。
実際、私自身も昔は「落ち着きがない」「慌てすぎ」と言われることが多く、
少しコンプレックスに感じていました。
ですが最近、職場でこんな言葉をもらいました。
「○○さんって、頼んだらすぐ動いてくれるから本当に助かる」
「もうできてるの?早っ!」
──これが意外と、嬉しかったんです。
私の“せっかち”が、仕事では長所として受け取られる場面が確かにあると気づいた瞬間でした。
今回は、そんな私の実体験を交えながら、「せっかち」や「落ち着きがないといわれる方」が活きる仕事のスタイルについてお話ししたいと思います。
私の具体的な「せっかち」行動

私のせっかちぶりは、自分でもちょっと笑えるレベルです。
- 仕事の依頼は声がかかった時点で目を通す。
メールやチャットで「これお願いできますか?」と言われた瞬間に、すぐに内容を開いてざっと確認します。
詳細は後回しでも、まずは全体像だけでもつかむことで、頭の中に「やることリスト」が自動でできていくんです。 - 完了時期が先の業務でも、余裕をもって仕上げる。
たとえば「来週中で大丈夫です」と言われた仕事も、できるなら今日・明日に仕上げてしまいます。
もちろん、内容に変更が入る可能性もあるので、修正しやすい形にしておきます。
早く終わらせることで、手戻りしても余裕があるし、先方も安心してくれる。
お互いに得しかありません。 - 3分考えて答えが出なければ、上司や先輩に確認する。
考える時間は大切。でも、ダラダラと時間だけが過ぎるのは非効率。
私は「3分ルール」と自分で決めていて、それ以上悩むならすぐ聞きます。
変にプライドを持って時間を浪費するより、聞いた方が早く終わるし、信頼もされやすいと感じています。 - 基本的に早歩き。
これはもう完全に性格の一部なんですが(笑)、移動のときも自然と早歩きになります。
無意識に「次」を考えて動いている証拠かもしれません。
早いだけじゃない。信頼につながる「せっかち仕事術」

早く仕事をするというのは、ただスピードを求めるという意味ではありません。
私が意識しているのは、「先回りして動くこと」と「余裕をもって対応できる体制を作ること」です。
たとえば、締切ギリギリで作業していたら、トラブルがあった時に対応できません。
でも、早めに終わらせていれば、何か起きても冷静に修正できます。
これは私のような「せっかちタイプ」が持つ最大の強みだと思っています。
また、依頼された側としても「この人は任せたらすぐ動いてくれる」と思ってもらえると、
次の仕事も回ってきやすくなります。
つまり、信頼を積み重ねることにもつながっているんです。
「せっかち」で悩んでいるあなたへ

もし今、仕事のスピードや自分の性格について悩んでいる方がいるなら──
どうか「そのままの自分」に価値があることを忘れないでください。
たとえば私のように「せっかち」な人は、
✔ 行動が早い
✔ 問題に早く気づける
✔ スケジュールに余裕ができる
✔ 相手に安心感を与えられる
という大きな強みを自然に持っています。これは立派な“武器”です。
だからこそ、「直すべき性格」ではなく「活かすべき性格」として向き合ってほしいのです。
最後に

「早くやること」は「雑にやること」ではありません。
早くて、丁寧で、修正にも柔軟に対応できる──そんな仕事のスタイルを築いていけば、
きっと評価される瞬間がやってきます。
自分の性格を「短所」と決めつけず、「どう活かすか?」に目を向けてみてください。
私の「せっかち」は、今では誇りです。
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